古着のドレス

今週のお題「自慢の一着」

 

今週のお題がお洋服関連だったので、ここぞとばかりに!

わたしのお気に入りの1着はこれ。(狭〜〜い玄関で撮ったので全体像が見えにくいのですが悪しからず。あ〜〜横幅2mくらいの超デカイ全身鏡ほちー!)

 

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70年代のデッドストックのインディアンドレス。

アメ村のよく行く古着屋さんで、いつものお姉さんに勧められたもの。見ての通りの派手さなので、おねいさんに勧められた時は、「いやいやいや〜」と思ってたのですが、着てみるだけでも着てみて!!とのおねいさんのゴリ押しにより、「ま、着るだけなら」と思ったが最後、「ええやん」→即決の流れ。(私、のせられ上手っ*)しかし実はこのドレス、大学の卒業式&いとこの結婚式用に買ったものだったのですが、現在世間を騒がせている某C氏のおかげでどちらも中止、延期になり、、、可哀想なことに日の目を浴びたことがないのです。

 

デッドストック由縁のしぶとい畳みジワをスチームアイロンでせっせこ伸ばし、卒業式までの日にちを指折り数えたあの日々はなんだったのか、、、(とかいうて卒業式に袴を着る気がない時点でモチベーションはかなり低い方であり、「やった〜この機会にかこつけてドレス買える!」くらいにしか思ってなかった)

 

まあとにもかくにも、お祝いごと用に買ったけどこうなったら普段着にしてやるワイ!と意気込んでこれを着て出かけようと思ったわけですよ。しかし家から一歩足を踏み出したところで、なんと裾の幅が劇狭すぎて、一瞬にしてチョコチョコ歩きしかできない魔法にかけられる私。なに、、?!一歩で30センチしか前に進まない、、?!なぜだ!どうなってるってんだ!ぬあああ!!!とか思いながら家の前の道を20mくらい1人でチョコチョコキャットウォークしたところで精魂尽き果て、家に帰ってそそくさと着替えました。いや、洋服着てるんに和服の歩幅ヤン!面白いかよ!!と流石に思いました。あのキャットウォーク、誰かに見られていたのなら恥ずかし死にする。と同時に、1910年代のはじめパリでポール・ポワレが流行らせたホブルスカートは女性の脚を不自由にしたと言われているけれど、こんな感じだったのかしら、にっくきポワレめ、、、!とか真面目なことも思ってしまいました。(まあこのドレスは70年代のものなんだけど)

ja.wikipedia.org

 

とまあそんなこんなで問題がちょこちょこあるドレスなんですが、それが古着の味だなあとかも思うのですよ。裾幅にしても、現代の女性は力強く大股で歩かなければならないので、お直しに出して両側にスリットを入れようかな〜なんて考えてます。そんな風に、時代に合わない部分は自分でアレンジや改造を加えて着れちゃうのが醍醐味のひとつなんではないかと。サラのお洋服はどうしてもハサミとか入れる気にならないしね。スリット入れて歩きやすくなったら、切りっぱなしのフレアデニムとかをインに履いても可愛いですな、絶対。

 

ちょっとこれを着るには暑くなりすぎたので、大嫌いな夏をやり過ごし、その間に改良を加え、秋ごろには胸を張って着られるように整えてあげようと思います。

 「自慢の一着」というか、「手のかかる一着」紹介みたいになったけれど、洋服の持つ個性と、自分の個性や快適さを擦り合わせていけば、うまいことマッチした暁には「自慢の一着」になるんじゃないかな。それまでよろしくね!